Y-218 真夏の夜の夢

花火は舞い上がり
スコールみたいに降りそそぐ
きらきら思い出が
いつしか終って消えるまで
あなたの影 私だけのものよ
松任谷由実真夏の夜の夢
オリジナルアルバム『U-miz』より

はい!いよいよ登場です!
ユーミンの大ヒット曲のうちのひとつです。
もうね、夏と言えば、この曲ですよ!
この曲がリリースされたのがちょうど30年前のこと。ぼくが新宿2丁目のゲイタウンに通うようになった年でもあります。
この年の夏は2丁目のお店のカラオケでこの曲が何度も流れたんです。
そしてこの曲が流れると、必ず次にサザンオールスターズの「エロティカセブン」が流れ、それが一晩に何回も繰り返され、立ち飲み状態の店内は大盛り上がりでした。
そして、この曲が初めて披露されたのが、この年の逗子マリーナ。クレーンで操られたラフレシアのような花に乗ったユーミンがドヤ顔でこの曲を歌って登場した時は、その場にいた観客が全員狂喜乱舞するという光景が繰り広げられました。
この曲はユーミンにとって大ヒットを記録することになるのですが、ユーミン自身は当初、この曲を作った時に一抹の不安があったみたいです。
イタリアの歌謡曲みたいなのを作って良いのだろうか?という不安。
でも結果的にこの曲のヒットを受けて、その後ユーミンは「命の花」という、この曲の続編的な曲を作ることになり、その後もこういう路線を追求していくことになるんですけどね。
たった一晩の燃えるような恋を夏の蒸し暑い空気とともに歌い上げるユーミンのこの曲は、今聞いても血沸き肉躍る感じがするし、コンサートでも最高潮の盛り上がりを見せてる場面でもあります。
シングルバージョンとアルバムバージョンも異なるので、ぜひ聞き比べてみてください。
「私、(わたし…わたし…)」の回数が違うので、そこで明らかに違いがわかります。
<用紙&インク>
KEN'S NIGHT 五線譜箋<花火摩天楼>
KEN'S NIGHT 2nd Track 9 Round Midnight ※ラメ入り