4th original album『14番目の月』

Y-274 さざ波

愛が終わるのを 繕ったら明日を生きるのに おくれたわオールも持たず漂いながらやさしい人に手紙を書きたい心も文字も少しゆれてるグレイの影と私だけの十月松任谷由実「さざ波」オリジナルアルバム『14番目の月』より 10月に入ったので、荒井由実時代の10月…

Y-243 晩夏(ひとりの季節)    

ゆく夏に 名残る暑さは夕焼けを吸って燃え立つ葉鶏頭秋風の心細さは コスモス 空色は水色に茜は紅にやがて来る淋しい季節が恋人なの荒井由実「晩夏(ひとりの季節)」 オリジナルアルバム『14番目の月』より 夏もお盆を過ぎると、なんとなく秋めいてきて、そ…

Y-217 避暑地の出来事

避暑地の木洩れ陽は 竹細工のように綾とりしているわ 帽子の上でCAMPARI の氷が かすかな音たてて溶けるグラスの中 淡い夕映え私のハートを ひとりじめしてあなたは遠くで 微笑んでるだけ荒井由実「避暑地の出来事」オリジナルアルバム『14番目の月』より 昨…

Y-216 天気雨

波打ち際をうまく 濡れぬように歩くあなたまるでわたしの恋を 注意深くかわすようにきついズックのかかと ふんでわたし前をゆけばあなたは素足を見て ほんの少し感じるかも低い雲間に天気雨みるみる煙る水平線荒井由実「天気雨」 荒井時代ラストのアルバムに…

Y-95 14番目の月

愛の告白をしたら最後 そのとたん終りが 見えるum... IWANUGA HANAその先は言わないでつぎの夜から 欠ける満月より14番目の月が いちばん好き松任谷由実「14番目の月」 オリジナルアルバム『14番目の月』より 今ではコンサートで盛り上がる楽曲として…

Y-53 何もなかったように

人は失くしたものを胸に美しく刻めるからいつも いつも何もなかったように 明日をむかえる荒井由実「何もなかったように」オリジナルアルバム『14番目の月』より ユーミンはデビュー当時から「死」を題材にした歌をいくつか作っている。死んだ人へのレクイエ…

Y-022 さみしさのゆくえ

こんなわたしでもいいと 言ってくれたひとこと今も大切にしてる私を笑わないでしたいことをしてきたと 人は思っているけど心の翳は誰にも わかるものじゃないから 荒井由実「さみしさのゆくえ」アルバム『14番目の月』より この曲、ユーミンが独身時代に作っ…