Y-287 ナビゲイター

真昼の太陽 埃にかすむ日も
ライトの帯が 地平を照らすときも
同じ景色に 心を動かして
バックミラーで ほほえみ合う
おかしすぎて 涙が出る
今がうそみたい
松任谷由実「ナビゲイター」
オリジナルアルバム『シングル』より

これもまた、究極のラブソングのような気がします。
シチュエーション的にはドライブをしている二人の歌なのですが、特別な何かがあるわけではなく、ただ車の中に一緒に乗っているというシチュエーションを大切にしているというような曲だと思っています。
この曲、オリジナルアルバムには未収録で、シングルからベスト盤にしか入っていないのがとても残宴。隠れた名曲ではないかと思います。

<用紙&インク>
KEN'S NIGHT 五線譜箋<祝祭摩天楼>
KEN'S NIGHT 2nd Track11 What a Diffrence a Day Made ※ラメ入り

 

 

Y-286 Smile for me

Um, smile for me
Um, smile for me
ときには焦ってピントがブレても
あなたは私の永遠

松任谷由実「Smile for me」    
オリジナルアルバム『宇宙図書館』より

最近、ユーミンはとてもシンプルでド直球なラブソングを作ることが多くなった気がする。
いろんな恋愛ソングを作ってきたユーミンだからこそ、原点回帰ではないけれども、解り易いラブソングというものを必ずアルバムに一曲は入れているんじゃないかと思います。
この曲は、ユーミンスマホを使うようになり、そのカメラ機能をつかう感じを歌にしたものです。
この曲、解散前のSMAPの5人と一緒に歌っていたり、この曲が主題歌になったドラマの主人公である天海祐希と歌ったりしていて、それぞれのシーンをはっきりと覚えている。
<用紙&インク>    
KEN'S NIGHT ミニ正方形メモ帳<彩色音楽集>
KEN'S NIGHT 2nd Bonus Track I Feel Pretty

Y-285 Invisible Strings

雨は ただ そっと肩を抱き
目がしらを くすぐっているよ
恋の日記はいつか終りが来るけど
愛のまなざしは ずっとそのまま
どんなこと書いたか 覚えてなくても 言葉は立ち昇る
When the love is gone 愛が去ったとき
物語は完結するのね
松任谷由実「Invisible Strings」
オリジナルアルバム『VIVA! 6×7』より

実は、この時期のユーミンをぼくはあまりじっくりと聞きこんでいない。もちろん、知ってはいるし、歌詞を見ただけでメロディを浮かぶほどではあるけれども、じゃあ、好きかどうかと聞かれると微妙。
なんだか、この曲もぼんやりとした印象で、はっきりと感情移入できないというか。
歌詞がとても難しい。
どうやって解釈して良いのかわからないというのもあるし、メロディも判然としない。
でも、秋になると、こういった曲もじっくりと聞きたくなるのは、やはりユーミンのこの声と世界観のせいなのかな。
この秋はこういう曲もちゃんと聞きこんでいきたい。
<用紙&インク>
KEN'S NIGHT 五線譜箋<流星摩天楼>
KEN'S NIGHT 2nd Track1 Misty ※ラメ入り

Y-284 Autumn Park

金色の夕映え讃えるように色づく木々
今日の日はゆっくり
燃え尽きる 知らぬまに
離れゆく時へと 少しづつ
いつか生まれ変わり 別の人になっても
あなたを探してる 私を見つけて
コートの腕をくみ辺りを歩く恋人達
松任谷由実「Autumn Park」
オリジナルアルバム『ALARM a la mode』より

ユーミンは究極のラブソングと言える曲を何曲も書いています。「ANNIVERSARY」なんかその代表だけど、この「Autumn Park」もそうだよね。
なかなかこういう人と出会えるのって、一緒の内で何回もないことだから、そういう出会いを大切にしたいものだと、この曲を聴きながら思うの。
今はぼくはシングルだけど、きっといつか、この曲を歌えるよな人と会えたら良いなぁ。
<用紙&インク>
KEN'S NIGHT 五線譜箋<秋景摩天楼>
KEN'S NIGHT 2nd Track 6 Autumn Leaves

Y-283 やさしさに包まれたなら

やさしい気持で目覚めた朝は
おとなになっても 奇蹟はおこるよ
カーテンを開いて 静かな木洩れ陽の
やさしさに包まれたなら きっと
目にうつる全てのことは メッセージ
荒井由実やさしさに包まれたなら
オリジナルアルバム『MISSLIM』より

ユーミンのことをそんなに知らないという人でも、この曲は知っている人も多いのではないでしょうか。何年か前の紅白でも歌っているし、ジブリアニメでも使われているし。
そして、何よりも、やっぱりこれはユーミンのアイコン的な曲になるなと思うのです。
とにかく歌詞がね、本当に素晴らしい。

目にうつる全てのことは メッセージ

って、非常にスピリチュアルな世界のことで、これをさらっとポップスという形で昇華しているところが、ユーミンのすごいところだと思いませんか?
ぼくは中学の時にユーミンの歌と出逢い、それから毎日のように、浴びるようにユーミンを聞いて多感な時期を過ごしたわけだけど、こういった歌詞が自然と骨身にしみているから、今の自分がいるんだろうなって、この曲を聴くたびに思います。

ところで、ここで一言モノ申す!
この曲ね、手拍子をする時、普通の手拍子だとダサいからやめてね。これは、ユーミン自身もライブで何度も促していることだけど、裏拍を取ってくださいね。そうじゃないと、本当にかっこ悪いから。ぼくは、ライブで周りに構わず裏拍を取るようにしているんだけど、ほんと、あれ、気を付けて欲しい。

<用紙&インク>
KEN'S NIGHT ミニ正方形メモ帳<赤色日本景>
KEN'S NIGHT 1st Track 02 Autumn in New York

Y-282 ジャコビニ彗星の日

夜のFMからニュースを流しながら
部屋の灯り消して窓辺に椅子を運ぶ
小さなオペラグラスじっとのぞいたけど
月をすべる雲と柿の木ゆれてただけ
72年 10月9日
あなたの電話が少いことに慣れてく
松任谷由実「ジャコビニ彗星の日」
オリジナルアルバム『悲しいほどお天気』より

今から41年前の今日の日付が入っている曲。
ジャコビニ彗星って、この曲を聴くまで知らなかったという人もいるかもしれません。
72年といえば、ぼくは4歳なので、ユーミンのことを知る由もないのですが、この曲と出会ってから、毎年10月9日は特別な日になりました。
ジャコビニ彗星、見たことないから、いつか見たいんですけどね。
<用紙&インク>
KEN'S NIGHT 五線譜箋<流星摩天楼>
KEN'S NIGHT 1st Track 07 Stardust ※ラメ入り

Y-281 Lost Highway

冷い雨に 濡れたハイウェイ
ラジオだけ 陽気な音をたててる
闇へと続く きみのいない道
ぼくは窓に映る 想い出見てた
ふたりの…
つらい気持は もう通り過ぎたけど
この胸のどこかが きみを呼んでいる
松任谷由実「Lost Highway」
オリジナルアルバム『Frozen Roses』より

ユーミンのこういう切なくなるような曲って大好きなんですよね。
この曲なんて、ライブで聞くとサビの部分で、ちょっとユーミンががなっているように歌っていて、そこがまたヒリヒリします。
アップテンポになるかと思いきや、ミディアムテンポのまま終わるので、ちょっと物足りなさもあるけれども、好きな曲のひとつです。
<用紙&インク>
KEN'S NIGHT 五線譜箋<雨景摩天楼>
KEN'S NIGHT 2nd Track 9 Round Midnight ※ラメ入り