8th original album『悲しいほどお天気』
夜のFMからニュースを流しながら部屋の灯り消して窓辺に椅子を運ぶ小さなオペラグラスじっとのぞいたけど月をすべる雲と柿の木ゆれてただけ72年 10月9日あなたの電話が少いことに慣れてく松任谷由実「ジャコビニ彗星の日」オリジナルアルバム『悲しいほど…
名もない蔦や柳がひくくたれこめて絵を書く私達 それぞれひとりにさせたまるで先の人生を暗示するようにみんなまだ 気づかずすごしていたんだわずっといっしょに歩いてゆけるってだれもが思った 松任谷由実「悲しいほどお天気」オリジナルアルバム『悲しいほ…
すみれ色のまま夕暮れを止めて新しい自転車で高原をすべる夏へ急ぐ空 おだやかに翳りこのまま二人ずっと漕いでゆきたいのいつしか 今日の日も想い出に少しずつかわる松任谷由実「丘の上の光」オリジナルアルバム『悲しいほどお天気』より ちょっと季節的には…
セロファンのような午後の太陽綾とる川面をゆっくり越えていつか いつかこの季節たずね来ればきっとわかるはず誰かが気になりだしてから世界が息づいてる松任谷由実「緑の町に舞い降りて」オリジナルアルバム『悲しいほどお天気』より 「瞳を閉じて」(奈留…
流れ流れの果て手にしたタロットは黒いアラベスクの模様太古の昔に失くした全ての力をここにとり戻す精霊を呼ぶ78… 78… 絵札はさすらい78… 78… 未来を示す 松任谷由実「78」オリジナルアルバム『悲しいほどお天気』より しばらくの間、ケンケンユ…
いつも悩みをたずさえて 潮騒をきいたけれど答えは得られぬまま朝焼けは終る銀の雲間から差し込む光いくすじも見とれ冬の日の冷たさを忘れてた 松任谷由実「さまよいの果て波は寄せる」アルバム『悲しいほどお天気』より 男子校時代、ぼくは大好きなクラスメ…