Y-186 空と海の輝きに向けて

月のまなざしが まだ残る空に
やさしい潮風が門出を告げる
この人生の青い海原に
おまえは ただひとり帆をあげる
遠い波の彼方に金色の光がある
永遠の輝きに命のかじをとろう
松任谷由実「空と海の輝きに向けて」
オリジナルアルバム『ひこうき雲』より

1972年7月5日、ユーミン(当時は荒井由実)はシングル「返事はいらない」でデビューをしました。
今から51年前のことです。
昨年は50周年ということもあり、それ以降、様々なユーミン関連のイベントが開催され、年末には3枚組のベスト盤がリリースされ、今はそんなベスト盤をひっさげてのアリーナツアー中。
ところで、昨年のこの日、ぼくは偶然にもとあるラジオ番組に生出演をしました。万年筆インクの話をしたのですが、事前に番組スタッフから、リクエスト曲を求められ、ぼくは迷わずに「空と海の輝きに向けて」をリクエストしました。
この曲は実はデビューシングルの「返事はいらない」のB面に当たる曲。
なんでA面ではなく、こちらの曲にしたのかというと、これから航海に出るというユーミンの決意のようなものがこの曲では描かれていて、まさに50周年にふさわしいと思ったから。
それに、きっとこの日は「返事はいらない」はあちこちの媒体でかかるのではないかという気もして、だったらぼくはひとひねりして、B面をリクエストしちゃえってなったわけ。
たまたまその日にゲストとして呼んでもらったのも、何かの縁だと思ったので、この曲をリクエストしたのでした。
当初はアルバムバージョンの予定でしたが、ぼくは敢えて「シングルバージョン」をリクエストしたら、スタッフが探してきてくれて、シングルバージョンをかけてもらうことができました。
非常に個人的ではあるけど、良い思い出になりました。
<用紙&インク>
KEN'S NIGHT 五線譜箋<祝祭摩天楼>
KEN'S NIGHT 1st Track 07 Stardust ※ラメ入り