Y-161 ひとつの恋が終るとき

きみは傘の雫と みじかいため息 ふっと残し
ふりかえりもしないで すぐ階段に 消えてゆくのだろう
トレンチの背中を伸ばし
ちがう人に見えたならば
涙に にじんで ぼやけて流れるけれど
松任谷由実「ひとつの恋が終るとき」
オリジナルアルバム『Road Show』より

関東地方も梅雨に入ったので、必然的にこのブログも雨の曲が多くなります。
そんな数あるユーミンの雨の曲の中でも特にぼくが好きなのがこの曲。
『ROAD SHOW』というアルバムのオープニングナンバーなのですが、初めてこの曲を聴いた時は鳥肌が立つほど感動しました。
アルバムタイトルが示すように、まさに映画のワンシーンを見ているような歌詞と、美しいメロディラインがとにかく心地よい。
主人公が車の中から、車を降りて去っていく恋人を見送るというシチュエーションで、それが実に映画的なのです、この曲で短編映画を誰か作ってよ、って思うほど。
ユーミンは一瞬の風景を切り取り、そこに登場人物たちの気持を載せるのがとても上手な人だと思います。
この曲はまさにそんな曲なのです。
<用紙&インク>
KEN'S NIGHT 五線譜箋<雨景摩天楼>
KEN'S NIGHT 2nd Track 3 The Girl from Ipanema ※ラメ入り