Y-123 砂の惑星

金の砂はあなたの未来 星屑まで続いている
銀の砂は私の涙
吸い込まれ 抱き合うの 癒し合うの
月の砂漠浸す 二つの影が寄りそうように
この世の果てまでも あなたをとても愛しているわ
松任谷由実砂の惑星」    
オリジナルアルバム『THE DANCING SUN』より

ユーミンの曲にはいくつかのカテゴリーがあるという話は以前も何度かこのブログで話したことがあると思いますが、この曲も、そんなユーミンのとあるカテゴリーに入る曲と言えるでしょう。
そのカテゴリーに名前を付けるとしたら…ラテン系ホラーソングとでも言いましょうか。
「78」というタロットをモチーフとした不思議な曲があるのですが、その曲がそんなホラーソングの発端のような気がします。その後、その流れは「破れた恋の繕し方教えます」「恋の一時間は孤独の千年」「真夏の夜の夢」「砂の惑星」「命の花」「Raga#3」というように脈々と受け継がれているような気がします。最新の曲では「知らない同士」なんかもそんな流れの一曲と言えるでしょう。
さて、この「砂の惑星」も、ちょっと怖い狂おしいまでの恋の世界を描いています。
おどろおどろしいアレンジも相まって、エキゾチックな世界観がより強く出ていて、5年前のタイムマシーンツアーでもそんな世界観がステージ上に再現され、ぼくはさらにこの曲が好きになったのでした。
<用紙&インク>    
KEN'S NIGHT 五線譜箋<美酒摩天楼>    
KEN'S NIGHT 2nd Track 5 A Night in Tunisia ※ラメ入り