Y-113 海に来て    

素足は引き潮に埋もれて
心はあなたへ寄せてゆく
のめりそうな影を 風が抱いてる
どんな不安にかられても
時は戻りはしない
なんて孤独な ああ 私だった
あなたを愛する前の私
松任谷由実「海に来て」
オリジナルアルバム『A Girl In Summer』より

初めてこの曲を聴いたのは、このアルバムを引っ提げて行われたツアーの中でです。実はアルバム発売前にツアーが始まったので、ツアーで初めて聞いたわけですが、その時からぼくはこの曲が大好きです。
とにかく、メロディが素晴らしい!
どこかちょっと悲し気だけど、美しいメロディライン。そして、すんなりとぼくの周波数にぴったり合うんですよね。
そう、ユーミンの曲って周波数が合う感じがして、そこが他のアーチストとは違うってぼくは思います。
そして、ライブでちょっと聞いただけでも、この曲はぼくにとって大切な曲になると確信したんです。

この曲のシチュエーションを考えてみると、「遅すぎた春の告白残して」というオープニングのフレーズがまず気になるところ。

告白をしたのは、彼の方なのでしょうか。長く付き合っていたものの、彼は結婚を決心するまでに時間がかかってしまった。で、そんな彼からの告白を残して、彼女は海を見に来た、という感じかな。

では次の部分はどうでしょう。

あなたと離れて すごしてる日々が
かなりつらくても 微笑めるように

これって、遠距離恋愛だったのかなぁ。
あるいは、今でも遠距離なのか。
でも、いずれにしても、彼女は彼のプロポーズを受け入れる決心をしに海に来たのではないかとぼくは解釈しています。


<用紙&インク>    
KEN'S NIGHT 五線譜箋<青色夏休暇>    
KEN'S NIGHT 1st Track 11 Smile ※ラメ入り