Y-83 冬の終り

頑張るあなたが憎らしかったの
置いてきぼりにされるみたいで
傷つけた 迷ってた
同じだけ淋しかった
松任谷由実「冬の終り」    
オリジナルアルバム『TEARS AND REASONS』より

卒業シーズンになると聞きたくなるユーミンの曲、というのがいくつかあります。
その中のひとつがこの「冬の終り」です。
これ、多分女子高の話だと思うんですよ。
男子校出身のぼくにはちょっとわかりにくい部分があります。
女の子同士のごたごたというか、思春期特有の(恐らく女の子にしかわからないであろう)何かがこの歌詞には歌われているような気がして。
ユーミンはこういう学生さんを主人公にした歌詞を時々書いていますよね。ぼくはそれらを学園シリーズと呼んでます。
ところで、この曲の歌詞の中で

なんだか 鼻のあたりがつんとする
木の芽の香りかしら

これって端的に言えば花粉症のこともさしていると思うんです。「冬の終りが来るたびにあなたの文字を思い出す」と鼻のあたりがつんとすると歌っているので、単なる花粉症じゃないと思うのですが、それとうまく掛け合わせて、切なくて鼻のあたりがツンとすることを、「木の芽の香りかしら」とごまかしているという風に解釈しているんですけどね。

 

<用紙&インク>    
KEN'S NIGHT 五線譜箋<祝祭摩天楼>
KEN'S NIGHT 2nd Remix Frozen Extended Club Mix