Y-75 ためらい    

もしも新しいこのめぐり逢いが
心の傷あともうひとつふやす
ことになろうとも
勇気を出してうちあけてみた
昔の恋をさりげなくきく
あなたは冷い人
松任谷由実「ためらい」
オリジナルアルバム『時のないホテル』より

先日、みゆき好きの友人と話をしたのですが、みゆきの歌詞は比較的わかりやすい内容が多いのに、ユーミンの曲は難解なものが多いという指摘を受けました。
曲調的には軽めのポップスなのに、歌詞を良く良く聞いてみると、何のことを歌っているのかわからないというのです。
確かに、ユーミンの歌詞は、直接的な表現をあまり使わないので、わかりにくいものが多いとぼくも昔から感じていました。そこが文学的だし、詩的で、ぼくがユーミンの歌詞に魅かれるのは、そういった部分でもあるのですが。
さて、この曲も一体何のことなのか、さらっと聞いただけではわかりにくいです。

「手をつなぐほど若くない」二人が、「今夜二人で旅立」ち、「私はもうすぐ不幸になりそう」という歌詞から、これは不倫の上の駆け落ちの歌なのかな?と思ったり。

でも、ユーミンの歌詞は聞く人に委ねるところがあるので、この曲に関しても、いろんな解釈があって良いと思うし、それをファン同士でシェアするのもユーミンポップスを楽しむ醍醐味なんだと思います。

<用紙&インク>    
KEN'S NIGHT ミニ正方形メモ帳<和風三色幕>    
KEN'S NIGHT 2nd Track10 Moonlight in Vermont