Y-256 残暑

やがて雲は ちぎれながら空色を深め
透きとおった心からの
葉書が出せる気がする
まだ あなたの声に 去年の恋に
立ち止まって 涙ぐんで 季節を知るの
そんなこよみをありがとうと
いつしか伝えたい
松任谷由実「残暑」
オリジナルアルバム『天国のドア』より

元々は麗美のために作った曲で、のちに、『天国のドア』でセルフカバーされ、より多くの人たちに聞かれるようになったユーミンの秋を代表する曲のひとつです。

まだ あなたの声に 去年の恋に
立ち止まって 涙ぐんで 季節を知るの
そんなこよみをありがとうと
いつしか伝えたい

ユーミンはこういう表現が非常に上手ですよね。
「そんなこよみをありがとう」
なんて、なかなか思いつかないフレーズだと思うんです。
一緒に夏を過ごして良い夏の思い出ができたということをこういう文学的な表現ができるところに、ユーミンの作詞能力の高さを感じます。

<用紙&インク>
KEN'S NIGHT 五線譜箋<海辺夏休暇>
KEN'S NIGHT 2nd Bonus Track I Feel Pretty