Y-252 わき役でいいから

……Remember me
ときには 思い出して
夢の中のわき役でいいから
私がもう少し大人だったら
あなたに出逢えはしなかったでしょ
やさしい誓いも つらい言葉も
運命の風が吹いていっただけ
松任谷由実「わき役でいいから」
オリジナルアルバム『水の中のASIAへ』より

アジアをモチーフにした4曲入りミニアルバムの中の1曲。
香港、大連、インドネシア、そしてこの曲は具体的な地名は出てきませんが、シンガポールが舞台だと言われています。この曲の収録された『水の中のアジアへ』のジャケットは、ラッフルズホテルで撮影されたもので、その関係もあって、この曲はシンガポールが舞台だと言われているのでしょう。
この曲も失恋ソングなんだけど、さらりと、前向きに歌っちゃっているところがね、ユーミンらしいんだよね。しかも、それをスコールというメタファーを使っているところもおしゃれ。
そう、ユーミンは言葉の使い方がおしゃれなんだよね。それを見事にぴったりと過不足なくメロディに載せているところがすごいなといつも思うわけです。
<用紙&インク>
KEN'S NIGHT 五線譜箋<雨景摩天楼>
KEN'S NIGHT 1st Track 02 Autumn in New York