Y-180 霧雨で見えない

時よ速く流れて 雨よひくく流れて
淋しさを呼びさますこの世界を
どこかへ消して
探しはしないと誓った
忘れた日はなかった
まつげに停まった光が
ふるえて 見えない
松任谷由実「霧雨で見えない」
オリジナルアルバム『ダイアモンドダストが消えぬまに』より

ぼくはこの曲の舞台はずっと四谷だと思っていた。
川にかかる橋ではなく、中央線と総武線を見下ろすことができる線路に架けられた橋。
確か本人もそういうことをラジオで言っていたような気がしたから。
だが、先日ある方とお話をした時に、この舞台は白髭橋(墨田川に架かる橋)なのではないかという話が出た。
実際にその方がユーミンから直接、このあたりを歩いた時に、ロンドンを歩いているような感じだったと聞いたらしく、その後に発表されたのがこの曲で、この曲の舞台は白髭橋だと思ったというのだ。
果たして、どちらが本当なのかは、ユーミン本人に聞くしかないのだが、今度霧雨が降ったら、両方を歩き比べてみたいなと思っている。

<用紙&インク>
KEN'S NIGHT 五線譜箋<雨景摩天楼>
KEN'S NIGHT 1st Track 01 Blue Moon