Y-165 よそゆき顔で

私は明日から変わるんだから
悪ぶってた思い出は捨てる
結婚なんてまだしたくない
けれど今日まで流されて
松任谷由実「よそゆき顔で」
オリジナルアルバム『時のないホテル』より

結婚して荒井由実から松任谷由実になってからの数枚のオリジナルアルバムは地味な内容のものが多いのですが、実は隠れた名曲がたくさんあります。
この「よそゆき顔で」もそんな名曲のひとつ。
その昔、付き合っていた彼ともしすれ違うことがあったとしたら、あなたはどうしますか?
この曲はそんなシチュエーションを歌っています。
この曲の主人公はよそゆき顔ですれ違うんでしょう。
だって、今の彼はかたい仕事と静かな夢を持った人で、恐らくすれ違うであろう元カレ方は恐らく、真反対のタイプ。
主人公は結婚なんてまだしたくないと思っているけれども、やはり堅気の男と結婚するのが幸せになることだと悟り、結婚を選んだんでしょうね。
だから、この曲はある意味昔の彼、そして昔の自分との決別ソングでもあるわけです。
ちなみに、この曲はご当地ソングで、「観音崎」が出てきます。
神奈川県の横須賀駅からバスで行った場所にあります。
ぼくは大学時代友人の車で連れて行ってもらったことがあるのですが、何にもない場所だった記憶。
そして、「白いセリカ」というのが出てくるのですが、これも大学時代、片想いだった湘南に住んでいた超美形サーファー男子が乗っていたのが白いセリカで(ドアはへこんでなかったけど)、彼の車に何度か乗せてもらったことがあるのも良い思い出です。
この曲は個人的に思い出が詰まった曲でもあるのです。

<用紙&インク>
KEN'S NIGHT 五線譜箋<夜景摩天楼>
KEN'S NIGHT 2nd Track 7 Stars Fell on Alabama ※ラメ入り