Y-013 罪と罰

いつもうれしい分だけ 
あとから哀しみが来る
どんなに 燃えて求めても
決してひとつにはなれないの

 

松任谷由実罪と罰
アルバム『紅雀』より

荒井由実から松任谷由実になってから最初のアルバム『紅雀』はとても地味なアルバムです。
実はぼくがユーミンを聞くようになったころ(中学生時代)はまだこのアルバムの良さが良くわかりませんでした。
良いなという曲はいくつかあったものの、アルバムとして聞いた時に、やっぱりインパクトに欠けるし、まだまだ子どものぼくには理解できない歌詞も多かったからかもしれません。
しかし、大人になってからこのアルバムが大好きになりました。
その地味さが、やっと理解できるようになったというか。
中でもこの「罪と罰」はユーミンにしては珍しいちょっとエロティックな内容の歌詞でもあります。
だって、どんなに燃えて求めてもひとつにはなれない…って…まんまじゃん!(笑)。
ただ、だからこそ、この曲を聴くたびに「わかる!わかる!そうなのよ!ひとつになれないのよ!」って腰を…じゃないや、首を振っちゃうの!
そしてそれをボサノバ調に明るく歌っちゃうユーミンちゃんのお茶目さも好きなのです。

<用紙&インク>
KEN'S NIGHT ミニ正方形メモ帳<円盤原稿罫>
KEN'S NIGHT 2nd Track5 A Night in Tunisia