Y-238 メトロポリスの片隅で
コピーマシンのように
流れて落ちる日々もいつしか
クリップではさんだ青春になる
私だけのファイル
Planet 私に気がついて
愛の望遠鏡で
松任谷由実「メトロポリスの片隅で」
オリジナルアルバム『DA・DI・DA』より
もうね、大好きな夏の曲!
都会の夏っていう感じもするし、とても斬新でもあるし、キラキラしているし。
ユーミンのこういうポップスって、音にラメが入っているような感じなのですが、この曲もまさにそんなラメ入りソングだと思っています。
でも、内容は失恋ソングなんですよね。
ただし、失恋して落ち込んでいるような曲じゃない。
シングルになったけど、前向きに生きて行くわ!という希望に満ちあふれた曲。
元々は今井美樹主演の「意外とシングルガール」というドラマの主題歌として書かれたんですよね。
特に上記の歌詞がものすごく秀逸だと思いませんか。まるで広告代理店のコピーみたいで、やっぱりユーミンの歌詞はすごいなと思うわけです。
ところで、皆さんに質問
さよなら あのひと
ふりきるように駆けた階段
ひといきれのみ込む通勤電車
涙ぐむまもなく
なのですが、この通勤電車って、朝の通勤電車?それとも夕方の通勤電車?
あの人にさよならをした直後ということでいうと、もし夕方の通勤電車だったら、仕事中に別れ話をしたっていうことなのかなぁ。社内恋愛のもつれ?
もし朝の通勤電車だとしたら、明け方に別れ話をして、そのまま通勤電車に飛び乗ったっていうこと?
とあれこれとこの曲のシチュエーションを考えてしまうわけです。
この曲、シングル盤もリマスタリングで配信されているのですが、配信版は実際のシングルミックスとは違うのでお気をつけください。
実際のシングル盤は音の後ろにピコピコした電子音のようなものが入っていて、ぼくはそのバージョンも大好きなんです。正隆さん、ぜひこのシンブルバージョンも配信してください!このリミックス、本当にメタリックな感じでメトロポリス!っていう感じがたまらなく良いのです!
<用紙&インク>
KEN'S NIGHT 五線譜箋<夜景摩天楼>
KEN'S NIGHT 1st Bonus Track Shine ※ラメ入り