Y-226 Sillage〜シアージュ

夏の微笑み なぜすぐにまた会えるのに
何かが変わってしまったのね
時の残り香 まだ陽は高く耀いて
傾く気配もないままに
風に舞うバンダナを追いかけて
海の底のような空 吸い込まれる私たち
滲んでゆく文字のように 何も言わないで手をつないでいて
松任谷由実「Sillage〜シアージュ
オリジナルアルバム『宇宙図書館』より

アージュとは、フランス語で、「航跡(船が通った後に水面にできる波や泡などの軌跡」という意味があり、そこから転じて「いい香りを纏った人が通り過ぎる時の残り香」という意味があるのだとか。
「宇宙図書館」はどちらかというと、少し暗くて重苦しい雰囲気があるアルバムなのですが、この曲はそんな中で、軽やかなバラードで、気持ちが良いですね。明るい夏の日差しの中で聞きたい曲。
ちなみに、京都に「ル・シアージュ」という素敵な香水のお店があるんですよ!
<用紙&インク>
KEN'S NIGHT 五線譜箋<青色夏休暇>    
KEN'S NIGHT 2nd Track 4 I Left My Heart in San Francisco