Y-245 9月の蝉しぐれ

学校の坂道の下のバス停
まだ夏服着てた
いっしょに帰った9月の蝉しぐれ
哀しい なきやんでしまわないで
ああ 一途な面影よ
深みどりがまたひと刷毛
薄れるみたい
松任谷由実「9月の蝉しぐれ
オリジナルアルバム『DAWN PURPLE』より

ユーミンの学園ものというのは何曲かあるけれども、この曲もまさにそんな学園ソングです。
学生時代の淡い恋心を描いた作品だと思うのですが、これもまたいろんな解釈ができる曲だなぁと思うのです。

そのフレーズが

ゆずれなかった恋に
卑怯に見えたあなたの沈黙が
どうして 今では優しさに思える

これは、主人公が相手に告白をしたけれども、相手はそれに対して沈黙を貫いたということなのでしょうか。

若い頃を懐かしむ気持ちを蝉しぐれ、それも少し季節外れの蝉しぐれを通して描いているところにユーミンらしさを感じます。

<用紙&インク>
KEN'S NIGHT 五線譜箋<流星摩天楼>
KEN'S NIGHT 2nd Track 6 Autumn Leaves