Y-159 ホタルと流れ星

これが最後のデートね Honey
傘をさしかけつぶやくけど
街の音にかき消される
どこへ行こうかこれから Honey
優しい日々が無口にする
こんなふうになるなんて
松任谷由実「ホタルと流れ星」
オリジナルアルバム『天国のドア』より

ユーミンは雨や雪(だけでなく、曇りでも晴れでも、虹でも、ハリケーンでも)といった自然現象を上手に歌詞に取り入れるシンガーソングライターだと思っています。
この曲も、雨の歌なのに、蛍と流れ星をうまく歌詞に織り込んでいる。
もう会うこともない二人の切なさを美しい雨の景色とともに、さらにそれを蛍と流れ星になぞらえて歌っている。

願いを云えずに消えた
瞼の奥に 朝のシューティングスター

という歌詞が出てくるのですが、この「願い」って何でしょうか。
それは結婚のことかもしれない。
そう思うと、さらにこの歌の切なさが伝わってきます。
<用紙&インク>
KEN'S NIGHT 五線譜箋<雨景摩天楼>
KEN'S NIGHT 2nd Track2 Summertime