Y-127  ランチタイムが終わる頃

会えるはずのないあなたの姿も
見つけられそうに混んだレストラン
みじめなうわさが届かないように
気の早い半袖で来てみた
手紙も出せぬほど忙しいのよ
話しかけられて微笑みかえす
松任谷由実「ランチタイムが終わる頃」
オリジナルアルバム『PEARL PIERCE』より

ぼくがユーミンのアルバムの中で最も愛している、というか、全世界のアルバムの中でこれを超えるアルバムはないと思っているくらい好きな『PEARL PIERCE』の中の佳曲。
本当にさりげない歌なんだけど、そこがまたグッとくるのです。大切なのは、このアルバムのユーミンは肩の力を抜いているように思えるところ。
りきみが感じられないんです。
こういうアルバム、なかなか他になくて、その抜け感が、アルバム全体の雰囲気と妙にマッチしているんですよね。
この「ランチタイムが終わる頃」なんて、ごくごく平凡なOLの日常を歌っているように思えるのですが、それでも、おしゃれな感覚は漂っているし、爽やかなところもあって、聞けば聞くほど、じんわりと心に沁みるのです。
また、こういうアルバム作って欲しいなぁ。
<用紙&インク>
KEN'S NIGHT ミニ正方形メモ帳<彩色音楽集>
KEN'S NIGHT 2nd Bonus Track (They long to be) Close to You